【創作小説】魂をめぐる冒険 山
段々、タイトルさえも変えたくなってきました。
なんか小説みたいのを書きたくなってきて
というわけで村上春樹の羊をめぐる冒険をもじって
僕達は、きっと人生の節目やターニングポイントと呼べるような転機が訪れたとき、村上春樹の主人公、僕のような、現実と非現実が混ざりあったようなきっと不思議な体験をするのだ。
そしてまた戻ってくる。
ねぇもう登らないの?
僕が僕に話かける。
もうだいぶ登ってきたね。
てっぺん… 頂上を目指すんだろ?
いけるとこまではいってみるそうでしょ?
うん、そう思ってたんだけど
なんだか疲れてしまったんだ。
もうこれ以上は登りたくない。
気力がないんだ。もう登れない。
仮にこれ以上登るとしてどうしたらいいんだい?
今まで通り、いやそれ以上に努力を続けるんだ。
今まで以上に?
もう無理だ。
ここにどかっと座ってもう動かない…
いや少し休むのはどうかな?
そういえばある時から片時も休まず走り続けてたきたような気がするよ。
まさか下るわけにもいかないしね。
そうもうこれ以上は
登れない。
思いきって、ここから飛び降りてみるのはどうかな?
もう登れないなら、いっそ飛び降りる。
飛び降りるとどうなるのかな?
死なないよ、今君が君自身だと思って
いるものが死ぬだけ
どうせこのままここにいてもどのみちどん詰まりさ
この無限の…
もう思いきっておりるんだ。