元型
実務教育出版
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最近、この本を仕事帰りに本屋さんに寄って何回も読んでる(買えばいいのか)
ビジネス本とかは全然読まなくなったなー。前からそんなに読んでないけど。。
そんな僕はユング心理学を研究しているのだ。
曼荼羅とかも曼荼羅展に行ってみてきたのだけど、正直よくわからなかった。
晩年のユングのテーマである錬金術とかも読んでみたけど今は理解不能だ。
そんな僕も、元型とか中年の危機あたりは興味深くて
元型というのはグレートマザー、ペルソナ、シャドー、ヒーロー、アニマ アニムス、老賢者、自我、トリックスター。
色々あって忘れがちだが
一番重要なのはセルフ(自己)という元型なのだ。
この本では、人生をヒーローズジャーニー 英雄の旅に例え
各年代の元型をみていく。
中年移行期の創造者(自分なりのビジョンを持つ)や中年期の統率者や魔術師(自分を癒していく)あたりが興味深かった。
ビジネスはきっと人生なんだと思う。
ビジネスを人生という言葉に置き換えてもそれほど違和感を感じないはずなのだ。
自分のビジネスに向き合う
自分の人生に向き合う
ちょっと重い話になったけれど
20代のときと今の自分は興味があることも全然変わってしまってるし、
ある意味別人みたいになってるし
元型が変わってるというのはアレだけど
そのくらい各年代でテーマが変わっているというのはなんとなくでも理解しておくのはいいような気がします。
ちなみにヒーローズジャーニーはマーケティングの世界でも有名で
このプロットでこられるとどんな人間でもころっと心を動かされてしまうのだ。
どうしてかなーとずっと考えてたんだけどヒーローズジャーニーが人が生まれてくるときのプロセス
絶対に安全な子宮から僕らは呼吸の仕方もまだ知らないままに産道を抜けて生まれてくる。
実は生まれてくる時が人生最大の生命危機なのだ。
そして文字通り誕生する。
誰もが持ってる最大の成功プロセスの記憶。
それが万人を無意識レベルで感動させるヒーローズジャーニーの秘密なのだととある日ふと個人的な見解にいきついたのでした。